2011年度前期技能検定(1)実施報告

2011.04.14

 

日時  201149()  13:0016:00

 

場所  神奈川県立体育センター スポーツアリーナ  メインフロア・サブフロア

 

内容  太極拳1級技能検定

 

審査員  矢島孝一郎、山田光代、大越春美

 

スタッフ  椎名功、大井俊夫、新藤喜代子

 

受験者 申込 85名  出席 85名  欠席 0

 

結果  合格 80名  不合格 5名  合格率 94.1

 

講習会  審査を担当した3名が、午前10時から12時まで、2時間に亘ってスポーツアリーナ メインフロアで行われた事前講習会の講師を務めました。

講習会参加者は85名、3班に分かれ午後からの試験に向けて、受験生も講師も意欲的に一生懸命取り組みました。

 

記事 審査は、スポーツアリーナ サブフロアで行われました。審査員3名が座る机の前で、15名の受験生は立ち位置を指定されて、簡化24式の全套路を行います。

今回は試験場所が別に確保出来たので、他の受験生の視線は感じられずに済みましたが、皆さん本当に緊張する息苦しい時間を過ごしました。

やり直しの1組を含めて午後4時には全部の組が終了しました。

          

感想 5名の方が不合格となりました。その理由を端的に申しますと、合否判定の目安としている、2007414日に作成され機関紙「武術太極拳No212」に発表された「初段・2段検定 新合否判定基準」と明らかに相違している事です。1級の合否判定ですので、基準についてはかなり低く設定していますが、それでも満たしていないと思われました。

初段検定合否基準

下記の4項目を基本的に満たしていれば合格とする。

1.     歩型、身型、手型と動作の路線が、おおむね要求通りである事。

2.     立身中正が、おおむね保てている(臀部、上半身、頭部がおおむね中正であること。明らかな傾きは不可)。

3.     速度がおおむね均一であること。

4.     定式において基本的に上下動作の協調一致があること。

 

今回は上記4項目の中で特に以下の3点を注目致しました。

1.    定式時そして過渡動作に於いても身型がおおむね要求通りであるか

2.    弓歩等の歩法完成時に無理なく踵の蹴り出しを行えているか

3.    手だけの動作になっていないか

 

不合格の方は上記3点も満たしていないのが現状です。

 

そして、このままで練習を続けますと、健康障害を引き起こす恐れが多分にあると感じました。

今後の練習並びに受験に際しては、ご本人はもとよりですが、ご指導下さる皆様方も、上記に充分ご留意の上、適切にご指導くださる様、重ねてお願いいたします。